共通テスト政治経済の参考書と大まかな勉強法

1共通テストと一般入試の違い(政治経済編)

社会の場合も記述や論述が増えるのはもちろんなのですが、大学や学部ごとに大きく傾向が変わるという違いがあります。

文化史がメイン
正誤問題がメイン
地図問題がメイン
大問の選択肢がすべてまとめて出てくる(慶応法)
史料問題がメイン(日本史)
年号問題がメイン
出題される時代が限定される(東京外語大の世界史など)
教科書から明らかに逸脱したレベルが聞かれる(一橋地理)

などなど自分の志望校の傾向をちゃんと調べておかないと大変なことになります。
基礎レベルが終わったらまずは過去問を見てみて、自分が何の学習を重視するのかをしっかり調べた上でさらに学習を進めていきましょう。

使用する政治経済の参考書と大まかな勉強法

  • ①共通テスト政治・経済集中講義 改訂版

    参考書の本文中には重要なポイントが赤字で記載されており、付属の赤シートで消えるようになっているので、まずは本文を読みながら赤シートを利用し、重要単語をすべて暗記してしまうことをおすすめします。知識をつけ、インプットを行った後、問題を解くことでアウトプットの訓練を行い、このインプットとアウトプットを繰り返す学習を続けましょう。また、別冊で一問一答もついているので、知識の確認として解いておきましょう。
    この学習が完成してきたのならば、「マーク式基礎問題集 政治経済」を併用して問題の量をこなし、最終的には共通テスト過去問を解くことで知識の確認、復習を行って欲しいです。また解説がまとまっているので、本参考書だけでいきなり学習することは難しいです。講義用の参考書である「蔭山のセンター政治・経済」などを同時に使用し、わからないことあれば調べながら解いていきましょう。

  • ②マーク式基礎問題集 政治経済(5訂版)

    まずは自力で解き、解き終わった後は解説を読み込み、復習をしておきましょう。本参考書を入る前の時点で知識を入れるための参考書を1冊仕上げておき、復習の際には本参考書の復習だけでなく、それらの読み直しや復習を行い、基礎知識を完全に定着させていきましょう。

  • ③共通テスト 過去問 本試

    共通テストの過去問はまず問題に慣れることが重要となります。時間配分をしっかりと行い、60分よりも早めに終わらせられるようにしましょう。また、共通テスト過去問を通じて、今まで学習してきた参考書である「共通テスト 政治経済集中講義」と「マーク式問題集 政治経済」がどれほど自分のものになっているかという確認を行うことが重要となります。
    間違った問題だけではなく、正解したが自信のない問題にもチェックをつけ、自分の弱点を割り出しましょう。MARCHレベルの参考書である「政治経済 標準問題精講」に進む前に、自分の抜けている知識や苦手を発見して、基礎をしっかりと固めましょう。

  • ④マーク式総合問題集 政治・経済 2015年 (河合塾シリーズ)

    河合の模試の過去問をまとめた問題集。難易度は共通テストの標準的な難易度に近いため、過去問が一通り終わったらまず最初に解いておきましょう。
    使い方は共通テストの過去問と同じでよいのですが、過去問の後にやるため、過去問でやったことができているようになっているかを確認しながら解いていきましょう。

  • ⑤大学入試共通テスト実戦問題集政治・経済 2015 (大学入試完全対策シリーズ)

    Z会の模試に加え、予想問題が1回分入っている問題集。センター向けの中でも難易度は高めなので仕上げに使いましょう。
    解説もかなり詳しいですが、ある程度点数が取れる状態まで仕上げておかないと使いこなせない可能性が高いです。
    基礎知識はきっちり終えたうえで入るようにしましょう。
    この問題集に入る時点で、点数が6〜7割程度取れていないようであれば、ここまでにやった参考書に戻って仕上げなおしたほうがよいでしょう。

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